終末のハーレム19話無料ネタバレ感想:学園の秘密
前回までのあらすじ
西暦2045年―MKウィルスによって地球の99.9%の男性が死滅し、国家の運営は女性国際連盟UWが担っていた。コールドスリープにより奇跡的に感染を免れた 水原 怜人 は、世界に残された女性たちとの子作りを課されることに!そんな中、コールドスリープ中のナンバー3土井翔太も眠りから目覚める。5年越しの高校生活は見渡す限りのJKで、なんと巨乳お嬢様 一条 奈都 と相部屋に!秘密の一夜が明け…
以下ネタバレ
ん…土井が目を覚ますと、横には
おはようございます
ドキ「おはよう…」土井はベッド下に置いてある飲み物を取り、ゴクゴク。その様子をチラ見する一条であった。
飲み終わると、彼はボトルを見ながら「…」昨夜の出来事を思い出す。
「飲む?」ずいぶん積極的になったなぁ。
「あっ、ありがとうございます。」
手渡す瞬間に一条の伸びる手がピタッと止まる。「…」
「どうしたの?」
えっと…
ドキッ「…!」顔を赤らめ緊張する土井だが、ゴクと口に含み、移した。
ゴクッ…「んっ…」そのまま生々しいキス。
はぁ…一条は土井の肩にもたれる。「どうしよう…」
「相部屋の交代する日のこと考えると今から切ないです…」くぅー!策士
「…」
ー音楽室ー
グランドピアノを奏でるその後ろ姿…ゆず先生だ。
ウィン扉が開くとそこには、「翔太君…!…げ…元気だった!?」スッと立つ先生。
「…はい。先生と会えなくて寂しかったです」やっぱゆず先生なんだなー。
「…私も。一条さんとはうまくやってる?」
「…はい」後ろめたそうな表情の土井はギュっと拳を握り、「先生…その…ごめんなさい!僕ーーー」別に君ら付き合ってないけどね。
「いいの。何も言わないでいいの…」
!
「え…みんなのものってどういうこと…?先生は何か知ってるの…?」
「言葉通りの意味よ…神谷さんに…聞いてみて。」先生は涙を流し、それを手で拭いながらスッと土井に背を向け去った。
「…」
ー屋上ー
「…」柵から景色を見下ろす。
「翔太様が私を呼ぶなんて珍しいですね?」後ろからやってきたのは花蓮だ。
土井の視線の先には女の子ばかり。
ずっと考えてたんだ…
「コールドスリープから目を覚ました後、不思議なことばかり起こってる…」
「そうですね~、世界はこの5年で激変しちゃいましたからねぇ」なんだか白々しい態度
「僕以外の男がいなくなったとか…始めは騙されてるのかと思ったけど、ここまでして僕を騙すメリットなんて誰にもない…女の子の考ええることはわからないけど、先生や一条さんが演技をしているようにも見えなかった」吐露。
「…」花蓮は黙って聞く。
「だから、世界で男が死滅して、ごく一部の男がコルドスリープについている…そこまでは本当なんだと思う。」
「当然じゃないですか~翔太様に嘘はつきませんよ★」隠し事はするけどね★
「僕の他にMKウイルスへの抵抗力を持っている男はいるの?」
「…そうですね~世界は広いのでもしかしたら、一人ぐらいは」
いるかもしれませんねっ★
花蓮ごまかせずwそういや土井もエリート高校生だからなぁ。
振り返る花蓮の視線は鋭くなる。
「…どうしてそう思うんですか?」
「ここまでの話が合ってるなら、MKウイルスへの抵抗力を持っている僕は天然記念物並に貴重な存在のはず…眠っている間にも僕の身体をいろいろ調べたんだろうけど、他の男の人たちが目覚めてない現状ウイルスの仕組みや、僕が何故抵抗力を持っているのかは解明されていない…そうでしょ?」コナンくんに見えてきた。
へえ…「…続けてください。」こいつバカじゃないだけ厄介ね…といった表情の花蓮。
「僕を無理矢理拘束して実験したりしないのは、人権の尊重を僕がストレスを抱えて自殺とかされたらダメージが大きいから…ってとこかな。それでこの学校は…この学校は僕が好きそうな女の子を集めて僕の機嫌を取りながらMKウイルスに対抗するための」
データを取ってるんだろ…!?
「僕にできることなら協力するから、先生や一条さんをこれ以上ーーー」正義感を振りかざす!
「いいタイミングかも知れませんね。」
「…え?」キョトン
「教室に行きましょ★」花蓮はにっこり笑った。
「…?」土井には意味がよくわからなかった。
ー教室ー
自動扉が開く。
ウィン「はーいみんなー!ちょっと授業中断~!」パンパンと手をたたき注目させる花蓮、そのあとについていく土井。
教室内はざわついていた。
「先ほどの翔太様の推理は当たらずとも遠からず…ってとこです!限られた情報で真相に迫るとは流石翔太様★」パチパチと拍手。おちょくってんだろw
「じゃあ…」
「お察しの通り、この学園は全て翔太様のために用意されたもの――翔太様に存分にメイティングしてもらうために用意された場所です。」
「メ…メイティング…?」怜人の時と同じような反応をしていた。
種付け…
「!!」赤面&驚愕の土井。
「MKウイルスの影響なのか、現在人工授精もうまくいっておりません。ウイルスへの抵抗力が受け継がれるかはわかりませんし、翔太様の生体情報も継続的に観測していますが…翔太様のような方の遺伝子をメイティングによって残していかないと、人類が滅びる可能性が高いんです。この学校に女の子を集める際に色々と事前審査をしていまして…」緊張した面持ちの春歌。
「この場には翔太様のことを嫌いな子は一人もいません。むしろ翔太様に興味深々な子ばかりです。」うつろな表情の一条。
「だから嫌々翔太様と…ってことではないんです。」ピンと背筋を張る東堂。
「もし誰かと赤ちゃんができた場合も母子ともに手厚くケアしますから心配ありません★」キリッとした表情のちふゆ。君も自ら望んでだったのか…
ビシッ「つまり!私たちと翔太様は完全に利害が一致してるんです★」
「そんなことって…!」目まいがしそうだ…頭をかかえる土井
「論より証拠!みんながどれだけ翔太様に選んで欲しがってるか見てください!きりーつ!」ガタガタと皆が起立。
「みんな制服脱いで~!」
…え…?
教室にいる女子全員が見事に下着姿…いや、胸は一糸まとわずだ。怪しい宗教団体の集団生活的従順。
カアア「…っっ」赤面する土井は目のやり場に困る。
「全面的にバックアップしますから、人類のためにどんどん子作りしてください★さあ!どの子にしますか?」花蓮はニコッと満面の笑みを浮かべた。花蓮だけ着衣だと?
―UW―
足を組み、モニターを眺める国務長官。
「ナンバー3のいる『学園』の方は順調だな…神谷花蓮の手腕は確かだったようだ。」ご満悦。
そんな様子をじろーっと見ているのは技術長官だ。
「んなことより議題はこっちでしょ。こっち」モニターに映るのは怜人と周防。久しぶりだな。
「確かにナンバー2にメイティングを強制しないのであれば、これ以上彼女を担当官に据えておく理由はありません。」民生長官も淡々と言う。
「…決まりだな。周防美来をナンバー2水原怜人の」
専属担当官の任から解く
そして世界が動き始める…
画像引用元:https://goo.gl/psIHFV
感想・考察
ハーレムからくり回でした。一条との甘い展開から始まったかと思いきや、土井は切り込んでいきます。いきなりハーレム状態に置かれて、おいそれと適応できるのは頭空っぽな火野くらいのもので、普通は疑ってかかるはずです。ましてや土井はかつての経験がありますからね。彼は自身の置かれている状況を把握し、もしかして自分は都合の良い実験台なのではないか…という結論に至りました。花蓮は始めこそお茶を濁すような反応をしていましたが、いつかバレることだというのは重々承知で、「来たか」と思いつつも楽しむかのように説明を始めます。一斉制服脱ぎパフォーマンスの指揮は彼女にしかできない芸当でしょう。そういうわけで、土井の推理はある意味で正解でしたが、下世話な言い方をすれば“種馬”宣告です。そんなことのためにあんな学園小細工ではめられて、結果まんまとハメたと思うと、火野や怜人のように普通に告げられるよりもショックが大きいのではないかなって思ってしまいます。ただ、本心かはわかりませんが、土井は自分が利用されていることより周りの女子の置かれている状況を懸念していたように映ります。つまり、皆好きでやってると知ったからには、どうなるかわかりません。学園ワンダーランド創設者花蓮ちゃんのUW高評価は続くのでしょうか?そして、久しぶりに出てきた怜人と周防。担当を外されると知った時、二人はどう出る…?次回、第20話に続く!
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