少年ジャンプ+でランキグ堂々1位!LINK/宵野コタロー作の漫画「終末のハーレム」第16話後編「学校生活(後編)」のネタバレ感想をお届けします。東堂とちふゆの対決…!!
前回までのあらすじ
西暦2045年―MKウィルスによって地球の99.9%の男性が死滅し、国家の運営は女性国際連盟UWが担っていた。コールドスリープにより奇跡的に感染を免れた 水原 怜人 は、世界に残された女性たちとの子作りを課されることに!そんな中、コールドスリープ中のナンバー3土井翔太も眠りから目覚める!5年越しの高校生活は見渡す限りのJK。バレー部では、ちふゆが東堂に対決を挑み…
ネタバレ
リベロって言うんだっけ…?あの子小柄だけどレシーブの名手ってことか…伸脚するちふゆを見ながら土井は思った。
トスの上がるボール目がけて東堂はタッ…そしてザッと跳び、バシッとアタック!
ニヤ…構えるちふゆは笑っていた。
こんな球!!!ぬるい――
ちふゆの考えがぬるい!東堂はいつもこんなのに付き合ってたのかと思うと…
「キャーッッ!」周りの女子が叫ぶ。コートには大の字で目を回すちふゆ、そしてヨロヨロの土井。
「土井君!?平気!?」皆は土井の方へ集まる。
「いたぁ…びっくりした…」ズキズキと額が傷む。
「大丈夫!?血出てない!?」男に対する心配ぶりを遥かに超えている。
「だっ大丈夫大丈夫」少し恥ずかしそうに頭を掻く土井。
「ご…ごめんなさい…!!!」なんと東堂土下座!どんだけUWに脅されてるんだよってレベルw
「土井さんに怪我させるなんて…!」
「おっ大げさだよ」
ほんとに大丈夫だから!
じゃあその2つのボールでだな…クールビューティーの涙。たまらん。
「土井くん保健室行こー」そんな声は耳に入らないくらいに、ゴク…やはり視線は胸に行く。
―音楽室―
ポロン…ポロン…土井は、5年前のようにピアノを弾いていた。
すると、ウィン 扉が開く。
「先生…!」白シャツにタイトなミニスカートのゆず先生登場。
「土井くん…あの…昨日はごめんね…遅い時間に。」ごめんとは思っていないだろうが感触を聞きたいのだろう。
「いっいえ!僕の方こそ…その…」
「! これどうしたの!?」先生は土井の額の傷に気付く。
「ちょっとボールがぶつかって…でも大したことないですよ。」
「見せて」ガーゼをペリとはがす。ダメだろw
「少し腫れてるね…痛い?」
「少しだけ…でも僕も男ですよ?これくらい平気です。」笑顔をつくるが、無言の先生。
「…痛くなくなるようおまじないしてあげるね。」ゆず先生の顔が土井の額に近付き、
クイッ
そして、ちゅっ「はいおしまい」背を向け距離をとるゆず先生。
「…」ドキドキ
「土井君」
「はっはい」
「ゆうべのこと…嫌じゃなかった…?」
土井はブンブンと勢いよく首を振る。
「驚きはしましたけど…先生とああなって…僕はその…嬉しかったです。」
「…本当?」チラ見する懐疑的な仕草のゆず先生。
「本当です。」それを聞いて先生は少し笑顔になった。
ス…土井に近付く。
先生…?
「そ…それって…」先生の下半身に目を向けるドキドキ土井。
「そこじゃないよ!もう!」まあ、土井と違って初体験ではないもんな。
「先生ね…あれからずっと土井君のことばかり考えちゃって…なんだかずっと胸が痛いの…先生にも痛くなくなるおまじない…してくれない…?」プチとブラウスのボタンを外し、ブラはまさかの前ホック!自身で豊満な胸を露わにしているのに、恥じらいの表情を浮かべる先生。
近付く胸にドキドキ。後はもうおまじないをかけるだけだった。
―カレンの部屋―
相変わらずパンツ一丁で開脚ストレッチ。
「ご苦労さま、ナンバー3のファーストメイティングは無事済んだようですね。」
「もっちろん!その後も仲良くなさってますよ~★」モニターに向かって元気に答えるカレン。
「でも未だにわかりませんね…本当にこれほど面倒なことをする必要があるんですか?」確かに、学校生活設定は回りくどい。
「何度も説明したじゃないですか~。男の人は、お金や権力で女を抱いても」
自信がつかないんですよお★
そうなの?金と権力あったらそもそも自信ついてる説。まあ、モノホンっぽい恋愛をした方が良いってことかな。
「この学校にいる子たちは例の会見前に集めたから翔太様のことを世界で唯一の人だと思ってるんです。これからもっとすごいことになりますよ★」土井だけじゃなくJKも隔絶してんのかw
「…結果を出せば口出しはしません。今後も毎日報告しなさい。」女上司らしき者は言った。
ふ~ カレンはひと息ついた後パチンと指を鳴らした。するとヴン、ヴン火野と怜人の画面が眼前に現れる。
あなたたちには負けませんよ~★
画像引用元:https://goo.gl/psIHFV
感想・考察
カレン劇場開幕回でした。学園という名のハーレムは、正々堂々女のスポーツ勝負から始まります。結果はちふゆ大敗に終わるものの、付随する思いがけないハプニングにエース東堂が土下座です。男女のパワーバランスを感じずにはいられません。この出来事を機に、ちふゆ、東堂とどんな絡みを見せてくれるのか楽しみです。一方、水面下で一人勝ち状態のゆず先生は、ここで一気に差をつけておきたいところでしょう。昨日の出来事の感触を探りながら、大人の色仕掛けで土井を骨抜きにする作戦です。本来先生と生徒の恋は禁断極まりないはずなのに、あまりそれを感じないのは、既にぶっ飛んだ世界観が作り上げられているからでしょう。その一翼を担っているのはカレンです。独自の路線でメイティングの成功を企むようですが、果たして火野、怜人を出し抜くことはできるのでしょうか…?次回、第17話に続く!
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【次回:第17話ネタバレ感想】
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