原作:八頭道尾、画:合田蛍冬による悪魔のサバイバル漫画「ドクムシ」第81回のネタバレ感想をお送りします。レイジの回想は飲み会のシーンへ移り…
前回までのあらすじ
スギウラ・レイジを含めた見ず知らずの男女7名が廃校に閉じ込められた。教室の電光掲示板には約7日間のタイムリミットが表示されている。探索を進めると、一面ビニールシートが張られ、鎖に繋がれた肉切包丁と土鍋だけが置いてある教室を発見。監禁者の目的はまさか…!タイマーは0になったはずなのに何も変化がない。最後の一人になるまで終わらないようだ。場面はレイジの回想に移り、サークルの飲み会へ。マリはレイジが気になっているようで…
ネタバレ
え!?マリで!?やったって言えるの?って顔をしているレイジ。
誰?あれ…あんな子サークルにいたっけ…自分も冴えないキャラのくせに随分な態度だ。
「お前なー青梅キャンパスの子だよ。あっちは世田谷より優秀な学部多いよなぁ。マリちゃんもあの辺に住んでるの?遠いよねー。」優秀なのに郊外という中央大学法学部並の仕打ちw
マリは「ア…アヤちゃん…!」とレイジのことが好きなことをバラした相手にあわあわしていたが、「は…はい」と答える。
あんな遠い所からよく来るよな、こんなくだらない飲み会に…顔を赤らめたレイジはジョッキを口につけながら思った。
「そういえばさ、あのキャンパスの近くに有名な心霊スポットあったよね?」
「あ、知ってる。通称“バトデラ”!」アヤが乗る。何それ。
「元はどこかの宗教施設か何からしくって実際そこで事件もあったみたいなんだよね。」
サオリwなお、恋人ではなかった模様。
チャラ友達は浮かれたノリで、「へぇーすげぇ!今度みんなで行ってみようぜ!」やだよめんどくさい。
「…あれ?マリちゃんどうしたの?」はっビクンとするマリ。
「わ…わ…わたし、そ…そういうのすごく苦手で…っ」フルフルフルっとなかなかあざとい。
「マリは怖がりだもんねーごめんごめん。」「へーマリちゃんかわいいー!」話の中心はマリに。するとチャラ友はチャーンスとニヤリ。
「ほら!レイジ守ってやれよ!」ドン
わっ
吊り橋効果?マリロリってるなー。
「おー!?いい距離!いっちゃえ!レイジ!キスしちゃえ!」なんだか無理矢理な流れだな。
他人事だと思って…いいのかな…目の前で顔を赤らめるマリ。こういう時はノリが一番大事…でも…と考えているうちに、レイジの右手にマリの左手が重なり、そして唇も…
周りは驚きと共に、「おおおおおめでとー!!カップル成立ー!」なッ 積極的なマリさんであった。
「じゃ!オレらは三次会いくから、ちゃんとマリちゃんを駅まで送っていけよレイジ!」
てく…てく…二人で歩く夜道。気まずい…あんな後でいったい何を話せばいいんだよ…チラッ
キャバ好きだもんねw
「あっあの…」ハモる二人。
「えっな…何!?」「あ…スギウラさんお先に…」というありがちなやりとりを終え、レイジは「えーと…ちょっと急ごうか。終電出ちゃうといけないし!」と切り出す。「あ…はい」と進むその先は、まさかのホテル街。オイオイ何て通りに…さっさと抜けよう…!
ザッと歩みを速めようとした瞬間、キュッ…レイジの上着をキュッ…と掴まれた。
え…
ベッタベタベタwハモりのやりとり、袖掴み、極め付きは「飲み過ぎちゃったみたい」。しょーもない恋愛マニュアルでも読んで飲み会に臨んだのだろうか。だとすると地雷女臭がぷんぷん…
視線の先にはダブルベッド。まさかこうなるとは…ザァァァと聞こえるシャワーの音。あー浴びれる程度の酔いとは、レイジ捕まったな。
い…いいよな別に、本人がその気なら。ドキドキドキとベッドで待つ。そして、情事に及んだ。
「ひぐッ…!!」え…
レイジの腕を掴み、苦悶の表情で涙を流すマリ。シーツには赤い染みが…「え…!・あ…あの、大丈夫!?え…えっと…」
チュンチュン 目が覚めるレイジ。
ガバッ!
英世が生々しいwホテル代を割り勘ってことか。
あの子…小林マリって名前だったのか。それくらいは知ってて欲しかったw
天井を見上げるレイジ。思い出すシーツの赤い染み。はじめての相手がオレなんかでよかったのかな…マリの涙が浮かぶ。次にどんな顔して会ったらいいのか…でもこのお金は返さなきゃだよな…レイジは置き手紙をグシャッと丸め、ゴミ箱にポン。
画像引用元:https://goo.gl/T8dEgP
感想・考察
レイジとマリの出逢い回でした。以前にマリがレイジのアパートに押し掛け、勝手に料理を振る舞った後、結局2度目の逢瀬を重ねるというパターンを見ています。故に成り行きワンナイトラブというのはわかっていましたが、いじらしさを出しながらもガンガン押してくマリが印象的でした。そしてさらっと挟んでいくバトデラ。ユキトシにとっては曰く付きの場所でしたが、レイジにとっても意味のある場所となりそうです。となると他のメンバーも何かしらバトデラにゆかりがあったのでしょうか?後付設定ならわざわざ回収しない気もします(笑)
さて、一夜を過ごし、酔いも覚め、マリの代わりは置き手紙と現金というリアルを突きつけらたレイジは、お金を返さなきゃと思いながらも連絡先の書いてある手紙をポイ…面倒なことは避け、良いとこどりをしたいレイジの性格が如実に表れていますが、結局二人は後に会うわけです。続きはいかに?次回第82回に続く!
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