eヤングマガジンで人気連載中!原作:蔵石ユウ 、漫画:イナベカズ、原案: 水谷健吾 による“食物連鎖”パニック漫画「食糧人類-Starving Anonymous-」第13話ネタバレ感想をお送りします。おっさんが目にしてきたものは、伊江らの想像を超えて…
前回までのあらすじ
男子高校生の伊江(いえ)はある日、バスに乗った際に薬を撒かれ、意識を失う。目が覚めると人が人を解体する異様な光景が広がっており、後に謎の液体中毒者ばかりの部屋に監禁された。そこで出会った山引(やまびき)、ナツネは清掃員を奇襲し、彼らに成りすますことで活路を見出す。伊江も彼らと共に行動をしながら脱出を試みるも、巨大な施設内には人間を喰い散らかす「幼体」や、性ホルモン漬けにされた人間「生殖種」、カマキリのような怪物の孵化と人食いの瞬間を目撃し、危うく餌食になるところを間一髪!いかにも浮浪者の様相をした怪しいおっさんに助けられるのであった。彼は作業員としてこの施設に潜入した成れの果てで、伊江らは貴重な情報を得る。
ネタバレ
本当にここは、燃料処理施設なのだろうか?おっさんは嘘じゃないと言う。そして例の女の絵を見ながら、「ねっ・・ねっ・・ねっ・・ねぇ~~~~?ゆゆゆゆ裕子さぁ~~~ん♡」裏切らねぇw
だが、ここが核施設だったら…
主人公ナツネ!たまにコイツがいいとこかっさらうよねwイケメンで見栄えがするから仕方ない。伊江、残念だったな。
ナツネは、あれらの物(カマキリ等)は核施設とは無縁に思うと吐露。すると、グ・・グッ…グググッ
へ?
「おまっおまっおまままお前ら けけけけ家来の分際で、こここここのぼぼ僕に口応えする気かああっ!」おっさん覚醒!しかし、ナツネは「あ?」かかってこいや状態。さすが喧嘩っ早い性格である。
「かかか返せ!!くくく食った肉とたっ助けた命!!いいいいいい今返せ!!」オラァッホレホレと凄むが、ナツネは「…ほう」と言いながらも怒りは増幅。これはおっ始まるか?
まあまあまあ
お帰りなさいませ♡山引様。コミュニケーションアンバサダーのおなーりー!その効果の程は…?
「そそそそそうだとも」とエッヘンポーズのおっさん。効いてる…w
おっさんの話は、この施設がいかに広大かという証左に他ならない訳で、それそ各処理施設である可能性の高さを示していると言える。山引とおっさんはグッ!と心を通わせたw確かにそうだが、この施設、大きさはどれ位あるんだろう?
「深さはだいたい地下500m程だと思うわ」
え?
唯一の女子が喋る!お初です裕子さん。そして、さようなら!
え?と裕子に注目が集まる。「それを基準に考えるときっとそれ位でしょうね。そして広さは何haになるかわからないわ。」
「なんだ?」と引き気味の伊江だが、山引は、「これは面白い…ここに長く暮らすうちに別の人格が芽生えてしまったんでしょうか。」と興味津々だった。
「横に掘って行けばどこまでも伸びるのよね。」ここでナツネが「アンタが“裕子さん”か?」と切り込んだ。「ええ、そうよ、初めまして。」「そうか、一つ訊きたいことがある。きっとアンタも見ただろ?あのクソデカいカマキリ。人を食うヤツだ。」裕子見たことがあるようだ。「アンタはアレをなんだと思う?なんであんなモノ飼ってるんだと思う?」
・・飼・・って
ブッブブッ
おっさんツボるw
…なんだ?笑っているようだが…
おっさんはヒイヒイ言わせながら「いいい…いやあ人がいるってすすす素晴らしいなあぁ。ここここここんなに笑ったのはな…何年ぶりだろう…」お前、どれ位いたか忘れたつってたけどそんないたのかw
どういうことだ?
「つ…つ…つまり、ぎゃ…ぎゃ…逆だ逆」逆?
おっさんは天井で暮らすようになって驚いたのは、この施設の広大すぎる敷地と信じられないような数々の光景。そうカマキリや生殖種等だった。中でも一番驚いたのは、“玉座の間”があったことだ。
玉座の間?
ヴェルサイユ!いや、焼肉のタレを作っている可能性も…
天井裏の換気口から覗くおっさんは、金ピカの部屋を確認した。核施設とは名ばかりで、実際は似ても似つかぬ施設。ん、ってことはやっぱ核施設ではないの?どっち?
その内重い扉がゆっくりと開くと男の一団が入って来た。
伊江が「誰…ですか?」と聞くとおっさんは、待ってましたとばかりにニッと笑みを浮かべ、「ぼ…ぼ…僕は自分の見た光景が信じられなかった。」
SPに囲まれて歩いているのは…
悪代官w政治の闇を顔全体で表した結果って感じだね。
そして、官房長官の関正美(せき・まさみ)、財務大臣の大友成易(おおとも・なりやす)まで揃っている。なんで政府の要人がこんな所に!この施設の運営に国が関与して…!?いや…関与どころか国がこの施設を直接運営してる可能性が…!?山引の大企業説を上回ってたね。まあ、核燃料処理施設だったら国が関与・実質運営するのは当然とも言える。
そんなことはどうでも良くなる程、驚くべき事実をその後おっさんは知ることになる。人間があの巨大生物を飼ってるんじゃない。その逆だ。
ひれ伏す要人。そして、開かれる幕。
オオオオオオオ
画像引用元:https://goo.gl/T8dEgP
感想・考察
おっさんの回想を再び織り交ぜながらの新発見回でした。裕子はやはりおっさんが作り出した別の人格で、しかもおっさんよりまともな人間ですね。なんならずっと裕子さんで良い気さえしてきます(笑)山引の言う通り、何年も孤独な状態に加え、あんな異常な光景を見せつけられては、紛らわせるために狂うことも一つの生き延びる方法となるのでしょう。人肉を食べてるからということもあると思いますが…
さて、前回の回想シーンでは、何故おっさんがこんな状態になったのかだけを語ったわけですが、伊江らはそんなもんはどうでも良いというくらい重要な情報を手に入れます。ここは一国の主である首相が訪れる程重要な役割を担う施設で、しかもカマキリにひれ伏すという構図が出来上がっているということです。なんで初対面の相手こんなにペラペラしゃべってくれるんだろうとこの先怖くもありますが、いよいよ宇宙人侵略系も予想できる展開です。いや、放射性物質によってある程度知性を持ったパワー系生物を生み出してしまったという説も濃厚かと思います。こんなことがバレたら日本中パニックどころか世界も見放すでしょうから、ここ数年間は騙し騙しで過ごしてきたのでしょう。
次回は首相とカマキリのボス(?)とのやりとりがわかるでしょうか?カマキリは政府の要人を食おうとはしていませんし、言語のモニターを当てて育てているので会話はできそうですもんね。第14話に続く!
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【次回:第14話ネタバレ感想】
【前回:第12話ネタバレ感想】
【第1回ネタバレ感想】