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寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。4話無料ネタバレ感想:ロストマン

少年ジャンプ+にて月刊連載中!原作:三秋縋、画:田口囁一による漫画「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」第4話ネタバレ感想をお送りします。余命3ヶ月生活の滑り出しは?

前回までのあらすじ

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  三日間の幸福 (メディアワークス文庫)
原作小説:『三日間の幸福』/三秋縋

貧乏生活を送る青年クスノキは、ひょんなことから「寿命を買い取ってくれる店」の存在を知り、余命3ヶ月を残して売り払う。最低査定額1年につき1万円×30年=30万円で。常に監視員のミヤギがついている状態で残りの人生の過ごし方を考えるが、他人には拒絶され…

ネタバレ

狭い一人暮らしの安いアパートで、クスノキは缶ビールを飲んで酔っていた。角にいるミヤギに「一緒に飲まないか?」と誘うが仕事中だからと断られる。それにしても、さっきから気になることがある。ミヤギは何を書いているんだ?ミヤギからクスノキの行動観察記録だと説明されるが…ふむ

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ミヤギに酔ってます!「君に届け」の爽子っぽくて可愛い。

クスノキ自身の行動観察は続く「そして、あんたと酒を飲みたがってる。」知ってます。さっき聞きました。そして、

「俺は、残された3ヶ月間にこの30万で何かを変えてみせる。」

うわー…30万じゃ3ヶ月生きるだけでもきちぃwが、クスノキは勢いよくグビっと飲んでカコンと缶ビールを置き、「死に物ぐるいで努力して、この世界に一矢報いてやる!」とまでのたまった。これはミヤギが黙っていないだろう。

「みんな同じようなことを言うんですよ。これまで自分はどうしようもない人間だったが、過ちに気付いた今ならなんだってできる。それは致命的な勘違いです。クスノキさん、よく考えてみてください。あなたの余命がたったの30万円だったのは、あなたが残りの30年何も成し遂げられないからです。30年で何も成せない人がたった3ヶ月で何を変えられるっていうんですか。

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ん~これは苦しいぞ!ド正論ミヤギっちは"監視員"の枠を超えちゃう人のことを放っておけないタイプなのかな。たぶんこういう説教じみたことを言われるのも、今のクスノキにはかなり嬉しい出来事のような気がする。

ミヤギのターンだ。「3ヶ月という期間は、何かを変えるには短すぎます。とはいえ、何もせず過ごすのには長すぎます。だったら、小さくても確実な幸せを積み重ねていった方が利口だと思いませんか?勝とうと思うから負けるんですよ。」

貴女がお利口すぎます!ただ否定をするだけでなく、解決策を提案する…社会人の鑑だ!

図星クスノキは頭を抱えながらミヤギの正しさを認めた。きっとまだ自分の無能ってやつをいまいち理解しきれていないんだろうと思った。だから…

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ミヤギの口からお願いします!ってかこれ聞くの遅すぎないか?これから送るはずだった人生って一番気になることでしょ。普通ならとっくのとうに質問してると思うが…。答えられるなら、1万円って査定がついた時点でミヤギが知らないのは詳細な査定基準であって、人生内容自体は知っていたということになるね。

クスノキはこれを聞けば、もう自分に過剰な期待を抱かなくて良いかもしれないと思っていた。ミヤギは、この際すべて知っておいたが方が良いかもしれないと承知した。ただ、前置きを入れる。ミヤギの話を聞いて、自暴自棄になる必要はないと。なぜなら、"起こるかもしれなかった"けど、もう"絶対に起こり得ないこと"だから。ひー!そんなヤケになる程悲惨な人生なのかよ…

クスノキは自虐的だった。そもそも自棄になる"必要"なんてのはいつだってない。ただ、そうなる他ないからそうなるだけで…そうならないことを願うw

「まず、あなたの大学生活は瞬く間に終わります。生活費を稼ぎ、本を読み、音楽を聴き、眠るだけ。」そうだ、こいつ大学生だったんじゃん。そんな良い身分で寿命売るとは舐めているw

で、卒業後は?

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ライン工に謝れ!w軽蔑って…クスノキの見下し体質は小学生の時から一向に変わらなかったということか。

「毎日死んだ目で自宅と職場を往復し、身を粉にして働いて、次第にお酒ばかりが楽しみになります。気付けば30後半に差しかかり、孤独なあなたの趣味はバイクであてもなく走ることでした。」安月給、酒、バイク…これはモテないw

「しかし、知っての通りそれは危険な乗り物です。不幸中の幸いは、他人を巻き込んだわけではなく一人で転倒しただけだったことです。その事故であなたは頭の半分と歩く機能と指の大半を失いました。」頭の半分!?

「いよいよ最後の手段を考えますが、『それでもいつかいいことがあるかもしれない』―という希望が捨てられずあと一歩が踏み切れません。そうして五十歳まで生き続け、何一つ得られないままぼろぼろになって死んでいきます。誰にも愛されず、誰にも記憶されず、最後まで『こんなはずじゃなかった』と嘆きながら

Oh...頭の半分と指の大半失ってたら、おそらく首に縄をかけることさえできなかったと思うぞ。

「さて、ご感想は?」

「そうだな、ひとまず…30年売り払っておいて本当に良かったと思ってるよ。」

ですよねーwすると、窓から「ドンドンドドン」という音が!花火だ。スッと立ち上がるミヤギ。そして窓を開けると…

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恋も一緒に打ち上げたい!やっぱ女の子描く時は力入れてる気がするw

ミヤギは、「こういうのに興味わないわけじゃないんだな…」と思い、少しからかう。「おいおい、そんなもの見ててもいいのか監視員さん。俺が突然逃げ出したりしたらどうするつもりだ?」何この恋愛に発展しそうなやりとり。

しかし、「見張っててほしいんですか?」とクールに返され、クスノキはさらに調子づく。「まさか。はやいところいなくなって欲しいね。あんたに見られてるとどうもやりにくい。どうせなら3ヶ月も残さないで3日だけ残して売り払えばよかったな。」なんて思ってもいないことを。ただ、今からでも間に合うらしい。

「まだあなたは2回寿命の売買が許されてますから。どうしても私の存在が気に食わないなら、そうすることも選択肢の一つですよ。」なにー?これは後にキーとなる情報ではあるまいか。

クスノキは寂しげに「覚えとくよ」と呟いた。本当はそれが最も冴えたやり方なのだろう。しかし、ここへ来ても悪魔の証明的希望に縋ってしまう。ここからの3ヶ月は、ミヤギの話した"失われた30年"とは別物だ。未来は確定していない。そう考えるとまだ死ぬわけにはいかなかった。

雨の音で目が覚めた。時刻は午前3時。甘い香り…これは…女物のシャンプーの匂い…

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監視員図々しくてwその水道・ガス料金は30万円から払われるんだぞ?ずっとミヤギが担当じゃなきゃいけないのだろうか。過労だから交代制にせい!

クスノキは、どうでもいいか。明日に備えて早く寝たい…と思ったが、簡単に寝付けそうになかった。そこで、いつものように音楽の力を借りることにする。売らずにおいたCDの1枚。"プリーズ・ミスター・ロストマン"―これは勝手な理屈だが、眠れぬ夜にこれを聴くようなやつにまともな人生は送れない。こういう音楽を用いて、世界になじめず、なじもうとしない自分を赦しすぎた。そのツケを今払わされているのかもしれない…と思いながら眠りについた。

雨の翌日。死ぬまでにやりたいことリストが書かれているノートを広げて考え事をしているとミヤギが

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ミヤギと○%&×■いや実際余命3ヶ月じゃどんな犯罪に手を染めったて痛くもかゆくもなんともないわけで、だからこそミヤギみたいなのを監視員につけちゃダメ。こう、屈強な男をだな!w

チラっとミヤギを見るクスノキも似たようなことを考えていた。初めて会った時から思っていたことだが、ミヤギの外見はそれなりに整っている。いや、はっきり言ってしまおう。容姿だけなら彼女はクスノキの好みそのものだ。もし監視員がこの女の子と対照的な醜く太った不潔な中年などであれば、リラックスしてやりたいことを正直に考えられたことだろう。しかしこうしてミヤギが傍にいることによって、自分の歪んだ欲望や情けない願望などを必要以上に恥じるようになってしまった。

ここにきてまで人のせいにするなー!w

ミヤギは思った。「そのリストに書かれていることは本当にクスノキが心の底からやりたいこと思ってることなのか?」と。こう言ってはなんだが、"自分以外の誰かが死ぬ前にしそうなこと"リストにしか見えない。

クスノキも同じようなことを考えていた。本当のところ自分には死ぬ前にやりたいことなんて一つもないのかもしれないって。

「それでももっとあなたに向いたやり方がある気がするんですけどね。」今度は何のヒントだー?

―俺はもう少し、歪んだ欲望や情けない願望に素直になる必要がある。もっと俗っぽく、もっと下品に、本能の赴くままに最後の3ヶ月を過ごすべきなのだ。―

クスノキは、携帯を手に取り"ナルセ"と書かれた連絡先を開く。

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良からぬことを…?それこそヤケになっているようにとられる思考だが、ナルセがキーマンということはわかった。

クスノキは駅のホームにいた。もちろんミヤギ付き添いで。雨上がり空には虹がかかっている。ミヤギは、「これが最後の虹になるかもしれないからよく見ておいた方が良い」と言った。そうだなと思った。なんだって最後になるかもしれない。

これから死ぬまでの間にあと何枚のCDを聴くことができるのだろう。何冊の本を何本の吸えるのだろう。

え?君喫煙者でもあったの?典型的な…うん。

ファミリーレストランに到着した二人。

「久しぶりだな」

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ああ、そりゃもう

画像引用元:https://goo.gl/r1pPAG

参考

本話で夜中に目覚めたクスノキが寝付くために聴いた曲はこちらです。

Please Mr.Lostman

ベテランオルタナティヴ・ロックバンド"the pillows(ザ・ピロウズ)"の"Please Mr.Lostman"。クスノキが売らなかったCDの1枚と思うと興味がわきますよね。曲のタイトルはビートルズやカーペンターズのカバーでもお馴染み、マーヴェレッツの"Please Mr. Postman"を文字っています。クスノキが「勝手な理屈だが、眠れぬ夜にこれを聴くようなやつにまともな人生は送れない。」と思った理由は歌詞にあるのでしょうか。

Please Mr.Lostman
歌:the pillows 作詞:山中沢男 作曲:山中沢男

足りない頭を首にぶら下げて
道で撒かれる夢を 踏んづけてる
僕らで膨らませた ギリギリの世界
割れても潰れてもいいから
触りたい輝きに

 

年を取って 忘れられてく 痩せた枯木に
Please Mr. Lostman 星が咲いていた
Please Mr. Lostman

 

短い手足を無理矢理のばして
やっと間に合う高さの安らぎに
ふざけて忍び込んだけど 子猫じゃない
自分ですぐに出てゆくさ
放しなよ その手を

 

優しさも痛みも感じない 季節はそっと
Please Mr. Lostman 隠れていよう
Please Mr. Lostman

 

年を取って 忘れられてく痩せた枯木に
Please Mr. Lostman 星が咲いていた
Please Mr. Lostman

 

ねじ曲がった 時代なんて関係ない
僕らは出会った
Please Mr. Lostman それが全てだろう
Please Mr. Lostman

曲調もセンチメンタルな雰囲気が出ていました。 ピローズ(枕)だけに、よく眠れたのなら良いのですが…(笑)

感想

送るはずだった人生を教えてもらいはしたものの、基本的には"どう過ごすか悩んでいるだけ"だったので、内容的には前回と今回くっつけちゃっても良いんじゃないかって思いました。かといってさらっと流してはいけない伏線を発見したような気がします。「寿命の売買は2回」という点です。もしかして、自分の寿命を買い戻すこともできるのでは?という予測につながります。ありがちな展開としては、残りの3ヶ月をミヤギ等と交流することで自分なりに一生懸命生きていった結果、本当の幸せに気付き、命が惜しくなったところで買い戻してハッピーエンドという感じでしょうか。そして、「寿命買取店」というのは、実は堕落した人生を送っている人への更生実験だったとか!考え過ぎですかね(笑)

最後にナルセとやらの登場で少しストーリーに動きが見えたところ。クスノキの唯一の知人であろう彼はどんな鍵を握っているのか…?続く!

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  【第1回ネタバレ感想】