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【自転車事故】ろう者の運転とイヤホン音楽のそれは同じなのか

ブログが投稿できない日は、過去に他ブログで書いた記事を載せます。

2016/2/24

23日、昨年6月に千葉市の男子大学生(当時19歳)が自転車で歩行者の女性(77)にぶつかり、死亡させた事件の判決が言い渡された。

事件当時男子学生は、イヤホンで音楽を聴きながら市内の県道を自転車で走行(時速25km)しており、赤信号を見落とした結果起きた事件だった。
重過失致死罪における過失の程度を大きく問われ、刑は禁錮2年6ヶ月執行猶予3年(求刑禁固6ヶ月)。
(参考)女性はね死亡させた学生に有罪 イヤホンして自転車運転

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過失であっても刑事罰を課される例として、自動車運転過失致死傷罪はあまりにも有名である。

本来"運転"は、それ自体が危険な行為であるが、国民が生活していく上でどうしても必要だ。
そこで、最低限の交通知識・運転技能を持っている者へ、特別にこの"危険行為"を国が免除している。
許された行為者であることを証明する物は、ご存知"運転免許証"だ。

故に、故意に起こした事故でなくても、それなりの責任を問われる。
そして、国民もこれをある程度承知していると言えよう。

しかし、自転車はどうだろうか?
阻むものは何もない。年齢制限さえない。
だからこそ、人々は"歩行者の足が速くなっただけ"程度に考えるだろう。

通勤・通学で利用する者にとって自転車走行はただのルーチンだ。
このつまらない時間に、少しの刺激を与えてくれる音楽を欲するのも無理ない。

イヤホンで周りの音を遮断することが、そこまで悪いことなのだろうか?

確かに人の足音や遮断機の音等周りの気配には気付きにくいだろう。
しかし、自動車だって、窓を閉め切ってラジオや音楽を流しているではないか。
聴覚を奪われるという意味ではどっこいどっこいだろう。

まだある。

ろう者はどうだ。
初心者マークのごとく"聴覚障害者標識"を車に貼り付けるだけで、健常者同様自由な運転ができるではないか。

イヤホンが駄目だと言うならろう者の運転を禁止しろ!

否、論点はそこではない。

運転をする上で一番大切なものは"集中力"
これを欠くものは聴覚ではなく、"別の集中対象"そう、気を散らしてくるものだ。

自動車でオーディオから音楽を流す行為も確かに危ない。
事実、10代の新米ドライバーがお気に入りの曲を流して運転をすると、ミスが多くなるという研究結果が出ている。(ソース
以上より、音楽自体が悪なのではなく、運転以外に集中してしまう対象の一つである"好きな曲"がいけないということがわかる。
ここに、ろう者の運転に関し、聴覚が奪われているからと言って、そこに集中力の欠如との関連性はないことを表明しておこう。

自転車を運転しながら、耳に直接入ってくる音楽プレイヤーのお気に入り曲オンパレード

これに勝る集中力の欠如方法はそうそうない。

自動車の運転において、例えスマホから連携したお気に入り曲ばかりを流していたとしても、それはオーディオからだ。
イヤホン程の集中力欠如パワーは持ち合わせていない。
これで"自動車×イヤホン"なんてことをし出す阿呆がいたら、それはもう救いようがないが。

包丁ならわかりやすい。
誤った使用法により人を殺める凶器になるということが。

新しく流入してきたイヤホン音楽が同じ力を秘めていると気付く者はまだ僅か。

次は誰が加害者になるかわからない。