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【あいのり総理】横粂勝仁氏「無報酬」公約はパフォーマンスなのか?

元衆議院議員であり、弁護士の横粂勝仁(よこくめ・かつひと)氏が23日、夏に行われる参院選へ無所属での出馬を表明しました。戦地として選んだのは激戦区東京。ここで掲げる公約はなんと「無報酬」。政治資金問題が相次ぐ中での「無報酬」表明は、パフォーマンスにもとられかねない強気な態度ですが、その意図はどこにあるのでしょうか?今回は横粂勝仁氏に迫ります。

横粂勝仁氏はあいのりに出ていた!

横粂勝仁氏は、東京大学法学部卒業後、司法試験に合格するという経歴を持つ超エリートです。在学中は奨学金とアルバイトで学費を賄っていたというのですから、現代版二宮金次郎といったところでしょうか。彼には有名になるきっかけがありました。フジテレビ系恋愛バラエティ番組「あいのり」への出演です。将来総理大臣になりたいという夢を抱く人物であることから、ニックネームは「総理」。それから本当に総理に近付く存在になると思っていた人はどれ程いたでしょうか。

小泉進次郎氏の対抗馬に!

内なる野望を解き放つ時が来ました。2009年夏の衆院選において、横粂氏は民主党より初の立候補を果たします。この時私は、総理を目指すものが野党から出馬することに違和感を持ちました。しかし、わからないものですね。この衆院選で政権交代が行われたのですから。立候補は、縁もゆかりもない神奈川11区から。対抗馬は、あの小泉元首相の次男、小泉進次郎氏です。民主からの当て馬作戦と思われても仕方ない状況でした。強固な地盤を崩すことは遂に叶わず落選。比例区にて復活当選を果たします。始めからこの予定だったのでしょう。

小沢一郎氏にたてをつき、離党?

順調に出世コースを歩むのかと思いきや、ちょっとした事件が起きました。自身が所属する自民党のトップである小沢一郎氏に、政治資金問題が浮上した時のことです。横粂氏は、「国民が納得するまで説明責任を果たすべき」旨を発言。言っていることはご最もです。しかし、この状況を例えるならば、大手企業の平社員が代表取締役のミスに対し言及するようなもの。当然周りから咎められます。その後、発言の機会があったにも関わらず、圧力がかかったのか(本人は否定)無言のまま終了。離党届も受理されずでした。別件の菅内閣不信任決議においては、賛成票を投じるというこれまた民主党に対する裏切り行為を働き、これにて2011年に除籍となります。

任期を終えてから

その後も新党の立ち上げ等精力的に活動はするものの、2012年の衆院選では落選。その後は4年に亘り弁護士活動に励んでいたようです。議員時代に作った1,000万円以上の借金も完済し、加えて数百万円の貯金はあるとのこと。敏腕弁護士ということがわかりますね。

夢をあきらめない

今夏の衆院選の公約「無報酬」を考えれば、4年間弁護士活動によって貯蓄に励んでいたことも納得です。全ては夢である総理のため。1,200万円程の参議院議員の年収は、全て被災地へ寄付する予定だとか。黒いイメージが強い政治家の中で、ずば抜けてクリーンな公約です。しかし、政策には直接関係する話ではありませんし、ここまでの言い切りは逆にいやらしさを感じる人もいるかもしれません。
私は、政治はボランティアではないと思いますから、相応の報酬は受け取るべきだと思います。ある程度の不正にも寛容なタイプです。腕のある政治家なのであれば、少しは目をつむってあげようというわけです。しかし、横粂氏はこういった黒い部分、いや白に近いグレーでも本気で許せない人なのだと思います。「無報酬」公約は、パフォーマンスなんかではなく、心の底からの叫びに聴こえました。

正義が勝つとは限らない

小沢一郎氏へ言及した際も、菅内閣へ不信任投票をした際も、その行為における理由は全て正しかったと思います。しかし、その信念に従った行動をする度に、夢の総理からは離れてしまっているのも事実です。これは、正義だけでは総理にはなれないということを指すでしょう。コネ、野心、はったりが必要な世界なのだと思い知らされます。

今夏の参院選、ぜひ横粂氏の動向もチェックしてみてくださいね!