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三菱自を傘下にした日産のシナリオ

三菱自動車が実質的に日産自動車の参加に入る見通しであることがわかりました。概要と私の感想をシェアします!

燃費不正データの発覚

自動車メーカーである三菱自動車は、先月20日に燃費データ不正操作が発覚し、ニュースで大々的に取り上げられました。過去に二度のリコール隠しを経て、最後の挑戦と宣言した後での出来事です。企業の隠ぺい体質を疑わざるを得ない後味の悪さは記憶に新しいでしょう。この不正をリークをしたのは、協力会社の日産自動車です。対象車4種のうち2種は、三菱自が生産した日産の軽自動車だったこともあり、不正に気付けたのだと思います。しかし、私はもう少し踏み込んで考えておくべきでした。何故協力会社である日産は何もおとがめなしなのか?ということを。

三菱自を喰うシナリオ

身内で不正が発覚した場合、自分が直接関係していなかったとしても責任をとる場合が出てきます。今回日産は自社ブランドの車に不正があったわけですから、当事者の立場です。普通は、なるべく大事にならないよう対処していくはずです。しかし、実際は違いました。まさか日産が三菱自に不正をするよう仕向けたわけではないと思いますが、不正を見抜いたのをこれ幸いに、利用していこうとあるシナリオを考えたことでしょう。三菱自は前科者イメージが強いため、日産に矛先は向きにくい。今回のリークが取りざたされればきっと三菱自は再起不能…となれば…

シナリオ通りに進んでいく

不正発覚以来三菱自は、対象車の生産・販売を中止しました。再開のめどは立っていません。軽自動車の売上も前年の同じ月と比べて半減。62万5,000台の顧客への補償と日産への損害賠償も残っています。三菱自にもう望みはないのか!?

日産というヒーロー

今まで三菱自と日産は軽自動車での結びつきが強く、会社を共同設立するなどの協力関係を深めてきましたが、資本提携関係ではありませんでした。
しかし、今回は2,000億円を超える巨額の出資を行うというのです。筆頭株主三菱グループから日産に代わりますので、これは三菱自が事実上日産の傘下に入ることを意味します。日産としては裏切られた相手のはずなのに、どうしてそんなに優しく手を差し伸べることができるのでしょうか。

ねらいはなんだ

現在既に日産の傘下であるルノーと今回の三菱自を合わせると、世界の販売台数において、1位のトヨタ、2位のフォルクス・ワーゲンに迫る規模になります。また、三菱自東南アジアに強い特徴がありますので、日産は新たな市場を獲得できるチャンスが舞い込んだというわけです。
もちろん三菱自側にもメリットがあります。この窮地を救ってもらえるだけではなく、滞っていた国内販売の研究開発も向上させることができます。

喰うか喰われるか

歴史は常に勝者目線の物語です。
やり手の日産ゴーン社長は、「両者にとってウィンウィン」「三菱ブランドを守り育てていくことを堅く決意している」と述べています。
いつの時代も喰うか喰われるかですね。それが一概に悪いこととも思いません。

これからの自動車業界に期待をしましょう!